飲食店のテーブルやレジまわり、整体院の受付、美容室の受付や鏡にLINE@の登録を促すQRコードって最近よく見かけませんか?
「あまり気にしてないからわからない」か「気づいてるけどスルー」って場合が多いのではないでしょうか?
ちなみに、私は後者の「気づいているけどスルー」です。
なんでスルーしているかというと、登録するメリットがわからないからです。
そうなんです。多くの店舗では流行りにのってLINE@の公式アカウントを作っているにも関わらず、多くの人に気づいてもらえていないか、気づかれていてもスルーされているのです。
それって、設置している意味ないですよねー?
って話なんですが、このLINE@の活用をすることによって得られるメリットが店舗側にも多いので、ぜひ活用法を知っていただきたいと思います。
この記事では、私が日常訪れる店舗で、「こうしたらいいのになぁ」って思うことを集客コンサルタントという視点からまとめています。
私は店舗オーナーではありませんが、もし自分のお店を持っていたら、LINE@の登録者はお店の生命線くらいに大切にすると思います。
店舗での集客アップに繋がれば幸いですので、ぜひご参考にしてみてください。
目次
個人LINEとLINE@ってなにが違う?
そもそもの話なので、簡単に解説して終わりますが、LINEには個人アカウントとLINE@というものがあります。
個人LINEは説明するまでもなく、あなたのスマホに入っていて、日頃友人や家族と連絡を取り合っているアプリです。
LINE@は、企業や店舗のビジネス用アカウントとして作成することができ、登録してくれている読者に一斉にメッセージを配信することができる機能のものを言います。
一度に1,000人とか1万人とかに発信ができますので、メールマガジンに近いイメージだと思います。
ちなみに、LINE@のアカウントでも、個人LINEとお友達になっているユーザーとは、1対1の個別メッセージも可能です。
LINE@を店舗で利用するおすすめの使い方は
LINE@に登録してもらう為に、基本的には一度来店が必要だと思います。
(ホームページ等で新規のお客様が登録してくれる場合を除く)
そうした場合、一度来店をしてくれたお客様に対して、リピーターになっていただく為の使い方がベターだと思います。
集客力によほど自信があるのか、リピーター戦略の弱い店舗は非常に多いです。
このリピーターをいかに集めるかが、売上を安定して上げていく為の肝なのですが…
10%のリピート率改善で売上が2倍なんてことも現実的に可能なので、そういったことにご興味がある場合はこちらの記事も合わせてご確認ください。
登録までの導線を考える
さて、どうやって来店者のほとんどの方にLINE@に登録してもらうかですが、基本的にQRコードを置いておいても登録はされません。
理由は、「面倒だから」です。
お客様のリスト取りで上手なのは、やはりキャバ嬢でしょうか?(笑)
必ずLINE交換をさせられます。
なので、キャバ嬢に学ぶLINEの使い方を考察してみます。
キャバ嬢に学ぶLINEの使い方
ちなみに、私は付き合い程度でしかキャバクラには行きませんが、行くと話は盛り上がるので、必ずおねーちゃんにLINE交換を求められます。
そこから始まるのは、営業メッセージです。
大抵、連休が終わる頃になると平日が暇になるので、
「連休どこ行ってたんですかぁ?お身体大事にしてくださいね」
とか
「連休も終わっちゃうし、そろそろお会いしたいです」
とか
「連休中、私は◯◯してました!Sekiさんはどこに行かれたんですか?」
などなど。
基本的に返事も返さないし、お店にも行かないんですが、彼女たちの営業努力は涙ぐましいものがあります。
これは、世の男性からしたら、お気にの娘からメッセージが来たらお店に行きたくなるものですよね。
なにが言いたかったかというと、フリーで入ってきたお客からLINE交換という名のリスト取りをしっかり仕事としてやってるんですね。
なのでLINE交換をされなかった場合、おねーちゃんがやる気ないか、あなたとの会話がつまらなかったかの何れかです(笑)
お店の中でこれだけしっかりと99%リスト取りをされるのって、キャバクラくらいしかないんじゃないでしょうか?
個人的に仲の良い美容師や整体師のお得意様だったら?
ですが、専門職をされている場合、美容師や整体師の方などは、あなたにいつもサービスして欲しいと思ってもらえた場合、個人間でLINE等の連絡先を交換して、個人間で予約のお願いとかしている場合もあるんじゃないでしょうか?
私もいつもお世話になっている美容師とか整体師の先生には、LINE1本で予約完了とかよくやっていました。
その方が、お店に電話とかしなくて済むので楽だったので。
ちょっと賢い人は、そうやってお客様と連絡先を交換して優先的に自分指名で予約を取ってもらえるようにしていると思うんです。
なにも悪いことをしている訳でなく、双方にとってメリットがあるので良いことだと思います。
マクドナルドに学ぶセット販売法
そういったところから、もっとスマートにお客様みんなからリスト取りができたらいいのにって思っていたところ閃きました。
マクドナルドのマニュアル化は唸るものがあるんですが、
「いらっしゃいませ!ご一緒にポテトもいかがですか!?」
の戦略です。
「いらっしゃいませ!ご一緒にLINE@もいかがですか!?」
ってやるんです。
これやってる店舗ってあるかもしれませんが、私のまわりでは基本的に見たことないです。
さりげなくQRコードが置いてあるだけでは登録率は上がりませんが、注文時に一緒にLINE@登録をしてもらうようにすればいいんです。
もちろん、メリットなしでは登録してくれません。
「ポテトも一緒に注文すると割引になる」
それがわかっているからポテトも一緒に頼む訳ですので、
「その場でLINE@登録特典」を用意すればいいのです。
飲食店や居酒屋だったらこうしてみては?
例えばですが、ウエイターがお水とおしぼりを持って行った際に、LINE@に登録を促すのです。
「今登録してくれたお客様には、1品サービスします。次回も1品サービスします」
とか
「今、登録してくれたら生ビール半額で、次回以降の来店でも画面提示で使えます」
みたいなもので登録を促します。
ここでの肝は「次回もずっと」使えるです。
登録率はグッと上がると思いますし、ブロック率も下がると思います。
「しつこいから、うざい」とか思われたらお店の評判が下がると思うのは、オファーが魅力的でないからです。
「そのくらいのサービスだったら登録したくない」と思われるから「うざい」と思われるので、お客様のLINEをいただく訳なので、誠意あるオファーをすることによって登録者も利用者も増えることと思います。
そんなの忙しくてやってらんないと思うのは、リピーター獲得の意味をわかっていない頭の悪い経営者か、ただの怠慢です。
どうしてもピーク時間が難しい場合、忙しい時間帯はやらずに、比較的ゆとりのある時間帯だけでも導入してみたらいいと思うんです。
そういうことを徹底してやっているスタッフを見かけたら、ここのオーナーはちゃんとリスト取りを考えてるんだなぁって思っちゃいます。
ちなみに、「生ビール半額が永久なら」私は絶対に登録します(笑)
来店をリピートさせる為の施作は?
定期的に来店を促すメッセージを送る
せっかくリストを獲得しているので、定期的な来店を促すメッセージを送ることです。
来て欲しい、お店の都合でいいと思います。
月曜の夜とか、連休明けの人入りの悪い日に、「超目玉」を出したらいいのではないでしょうか?
LINE@読者様限定のメリットを打ち出す
もちろん、ただ「来てね」って送るだけじゃ、「あーうざい!」ってブロックされ兼ねませんので、LINE@限定のサービスを添えることを忘れずにです。
「あの店は、LINE@に登録しておいた方が絶対に得だぞ!」
という口コミが広がったらシメタものです。
例えばこれ、LINEではなくFacebook広告でたまたま見つけたんですが、ものすごく衝撃的でした。
私は家族の用があって行けなかったんですが、なにもなかったら一人でも行っていたと思います。
ちなみにこの広告は土曜日の21時以降という設定でしたので、かなり攻めてます。
人の流れのある日なので、これくらい思いっきりやってもいいのかもしれません。
個別メッセージで予約を受け付ける
LINE@には、お友達になれば1対1でメッセージのやりとりができますので、予約受付等をLINEで受けても良いのではないでしょうか?
電話するのって結構面倒だと思っている方って割と多いと思います。
かけても電話に出てくれなかったりすると、そのお店に行く気がなくなります。
事務所にいるスタッフに、LINE対応もしてもらえばいいだけなので、私がよく行くお店にこのサービスがあったら個人的には嬉しいです。
店舗でのLINE@の使い方をまとめると
ただ、テーブルやレジ周りにQRコードを置いておいても登録率は上がらないので、そういったやり方はあまりオススメしません。
LINE@の店舗での使い方としては、やはり一度来店いただいたお客様にリピーターになっていただくための使い方が一番メリットがあると思います。
その為には、最初の来店時にどうやってLINE@に登録してもらうか?が腕の見せ所になってきます。
スタッフから「よかったら登録してください」って言われたところで無理があります。
・登録するメリットはなにか?
・今日、今ここで登録しないことによる損益はなにか?
これをしっかり提示してあげることが大切です。
これは得だと感じれば、大半のお客様は登録してくれるはずです。
獲得したリストに対して、定期的にLINE@限定のイベントを開催し、リピーターになっていただくことです。
リピート率の上昇は、広告費をかけずに出来て、しかもお店の売り上げを大きく押し上げてくれます。
広告費をかけないで売り上げを上げることができるLINE@のリストを取得するということは、最大に努力すべき点だと思います。
今日からできるLINE@サービスをぜひご検討してみてください。
リピート率改善は、とても魅力的ですよ!
新規をガンガン集めたいなら、クリック単価の安いFacebook広告がオススメです。
(執筆中)
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